【6月8日 一般質問に登壇しました!
2つ目のテーマです ※全文を掲載しています
ぜひご覧ください!】
こんばんは一般質問テーマその2についてです!
昨日の6月議会一般質問では、件名2として「商店等新業種等転換支援事業について」を取り上げさせていただきました。
「商店等新業種等転換支援事業」という制度は戸田市商工業支援事業補助金ですが、市内の空き店舗を改修して新たに飲食店などの店舗をオープンする時などに、対象となる改修工事に対し、最大50万円の補助金が出る制度です。
先日、市民の方からは、店舗の改修工事をしている最中にこの補助金制度を知り、市役所担当課で補助金の申請をしたところ、事前に申請しないと適用できないと言われたそうです。改修工事を始める前にこの制度を知っていれば、最大で50万円もの補助金をもらえたのに、知らなかったがためにもらえなくて、とても悔しいと口にしていました。
たしかに、物事というのは実際に始めた後で情報が入ることも多く、この市民の方も、店舗の改修工事を開始したあとに、地域の方々と話をする中で、この補助金制度について町会長さんから教えてもらって初めて知ったそうです。
最大50万円という補助金は非常に大きな金額であり、事前に知っていればもらえるし、知らなければもらえないのでは、心理的にもかなりの差が出てくると思います。
また、店舗などを改修して市内の商店街に新たな店舗を開くことは戸田市にとっても市内経済の活性化の観点からも大きなメリットがあり、もっとこの補助金制度を広く市民に対して周知をするべきと考えまして、このテーマについて一般質問をさせていただきました。
市役所担当課からいただいたご答弁は前向きなものも多く、「この制度を多くの市民の方に知っていただけるように、より一層の周知に努めていきます」との回答をいただきました。この一般質問が少しでも課題の改善に繋がることを願っています。
一般質問の全文を書き起こしましたので、よろしければぜひご覧ください!!
質問と答弁の全文です
件名2:「商店等新業種等転換支援事業について」
それでは続きまして、件名2:「商店等新業種等転換支援事業について」の一般質問を始めます。この制度は、戸田市商工業支援事業補助金ですが、市内の空き店舗を改修して新たに飲食店などの店舗をオープンする時などに、対象となる改修工事に対し、最大50万円の補助金が出る制度です。
先日、市民の方からは、店舗の改修工事をしている最中にこの補助金制度を知り、市役所担当課で補助金の申請をしたところ、事前に申請しないと適用できないと言われたそうです。改修工事を始める前にこの制度を知っていれば、最大で50万円もの補助金をもらえたのに、知らなかったがためにもらえなくて、とても悔しいと口にしていました。
たしかに、物事というのは実際に始めた後で情報が入ることも多く、この市民の方も、店舗の改修工事を開始したあとに、地域の方々と話をする中で、この補助金制度について町会長さんから教えてもらって初めて知ったそうです。
戸田市役所の担当課からは、「広報とだ5月号にも掲載しました」と言われたそうですが、「広報とだ」は、小さい文字でびっしりと様々な情報が書かれていて、イラストなどもなく文字ばかりで、補助金の情報を見落としてしまうこともあり得るのではないかと思いました。
戸田市のホームページを調べると、「補助金等一覧」というページを私も見つけましたし、この補助金制度も掲載されていましたが、自ら情報を積極的に探しに行かないと、ホームページの補助金一覧のページにもなかなかたどり着かないのが現状かと思います。
この市民の方からは、「戸田市の工務店で、改修工事の契約をする際に、工務店の店員さんからこの補助金制度のことを一言でいいから教えて欲しかった。そういう親切な仕組みがあってもいいのではないか?」とのご意見をいただきましたが、たしかに市民目線で見ると、そう思うのにも一理あるのではないかと感じました。
最大50万円という補助金は非常に大きな金額であり、事前に知っていればもらえるし、知らなければもらえないのでは、心理的にもかなりの差が出てくると思います。また、店舗などを改修して市内の商店街に新たな店舗を開くことは戸田市にとっても市内経済の活性化の観点からも大きなメリットがあり、もっとこの補助金制度を広く市民に対して周知をするべきと考えます。
そのような背景を踏まえて、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
件名2:「商店等新業種等転換支援事業について」
(1)本事業の概要と利用実績状況について
(2)申請方法や申請時期について
(3)市民への周知方法について
ご答弁をよろしくお願いいたします。
【答弁】2の商店等新業種等転換支援事業について、(1)本事業の概要と利用実績状況についてお答えいたします。「商店等新業種等転換支援事業」につきましては、商店等において電気のLED化などの「エネルギー利用の高度化」や、手すりの設置などの「高齢者・障害者支援」といった社会的課題に対応するための改修工事等を行った際に、その費用の一部を補助する制度でございます。小売業や飲食業など、消費者の需要に応える業種、業態等への転換を支援することで、市内商業の活性化を図ることを目的としたものであり、空き店舗を活用して新たに商店等を開店する場合にもご利用いただける制度となっております。本制度の実績でございますが、令和2年度は申請件数が6件で補助額が118万2千円、令和3年度は17件で315万3千円、令和4年度は7件で422万1千円となっております。
次に、(2)申請方法や申請時期についてお答えいたします。申請から補助金交付までの流れとしましては、まず工事等を開始する前に申請していただき、事前に内容を確認いたします。その結果、本制度の対象要件に合致していることが確認できましたら補助金の交付決定を行い、その後、工事等を開始していただきます。工事等が完了しましたら、実績報告書類を提出いただき、改めて内容を確認し、交付確定した上で、補助金を交付するという流れになります。なお、申請時期については、年間を通して受付可能ではありますが、工事等は申請した年度内に完了していただく必要がございます。
次に(3)市民への周知方法についてお答えいたします。
本制度の周知といたしましては、広報戸田市や市ホームページへの掲載のほか、商工会の会合等においても周知しているところでございます。
ご答弁ありがとうございました。それでは順次、再質問させていただきます。
まず、この補助金制度を知らずに、申請が事前にできなかった市民について、改修工事中であっても、申請可能にしてはいかがでしょうか。
【答弁】本制度を事前申請としているのは、工事前の状態を確認するためでありまして、補助金を交付するに当たり、工事前と工事後の状態を比較して、申請の目的が達成されていることを確認する必要がございます。また、工事内容は社会的課題に対応するための工事のみを対象としていることや、施工業者は市内に本店を有する業者であることなど、対象要件を細かく定めておりますが、事前申請であれば必要に応じて修正が可能であり、本制度をより適切に利用していただけるものと考えております。さらには、申請者と店舗の所有者が異なる場合は、工事に対する所有者の承諾書も提出いただいており、万が一、所有者の承諾なく、工事を進めていた場合などに、大きなトラブルになりかねないことからも、工事開始後の申請は難しいものと考えております。
ありがとうございました。それでは、次の再質問をさせていただきますが、まだお店をオープンしていない段階の改修工事中の方にも、本事業を適用できるように今からでも適用時期を変更できないか、お伺いいたします。
【答弁】先ほど申し上げたとおり、本制度を適切に運用する上で、申請時期を変更することは難しいものと考えております。
申請の時期を変更することは難しいとのご答弁でしたが、それでは、例えば、市内の改装業者や工務店などにも周知して、契約時に、この制度についてお店側から市民に周知してもらう方法を取ることで、あとから「工事の契約の段階で制度を知らなくて、事前申請できなかった。工事が始まった後から、この制度を知った。」ということを防げるのではないかと思います。したがいまして、市内工務店経由などで市民に伝わるように、周知方法をさらに工夫してはいかがかと思いますが、それについてはいかがでしょうか。
【答弁】周知方法につきましては、先ほど申し上げたもののほかに、いいとだメールの配信や、商工会への案内チラシの配架、金融機関への案内チラシの送付等が考えられるところであります。補助を受けようとする方が「知らなかった」ということがないよう、本制度をより多くの方にご利用いただけるように、さまざまな機会を通して、より一層の周知に努めてまいります。
商工会への案内チラシや、金融機関への案内チラシの送付など、あらゆる角度から周知していただけますと、多くの市民に情報が届き、救われる方も多いと思います。ぜひ、今後もあらゆる方法で広く制度を周知していただいて、多くの市民の方々がこの補助金制度を有効に活用できますように、よろしくお願いいたします。
これで、私の一般質問を終わりにさせていただきます。
最後となりますが、執行部の皆様は、丁寧なご答弁をありがとうございました。